この記事ではそんなお悩みを解決します。
NFTは話題になっていますが、実はNFTの使い方自体はあまり解説がありません。
この記事では、NFTがなぜiPhoneの次の革命とまで言われるのか、どうやって使うのかが分かります。
この記事は米国株と仮想通貨を中心に投資歴12年、NFTや仮想通貨を分かりやすく発信するりくひろ( @RIKUHIRO7 )が書いています。 おかげさまでTwitterフォロワーは10,000名を突破しました。
NFTの使い方の可能性は無限大
NFTは海外ではすでに巨大なビジネス市場になりつつあります。
中には数億円単位で資金調達するプロジェクトも生まれています。
ただし、ユーザーにとっての使いづらさ、リスクの高さからまだまだ全ての人に行き渡っている状態ではありません。
NFTの始め方が難しいと感じている方には、こちらの記事がオススメです。
» 【2022年版】まだ間に合う!NFTアートの始め方完全ロードマップを図解
まだ始めている人はほんの一握りです。 ですが、本当に価値のあるサービスであれば、必ずこれらのポイントが改善され今後も規模が拡大すると考えられます。
これから拡大するNFT市場の波に乗るには、まずはNFTの使い方をしっかり理解することが大切です。
NFTの使い方まとめ
NFTの使い方はたくさんありますが、大きく分けると5つです。
使い方は多様ですが、これを可能にしているのは”デジタルなものに価値がつく”というNFTの特徴があるからです。
- NFTを自己表現に使う
- NFTを収集して使う
- NFTを権利として使う
- NFTを資産として使う
- NFTを寄付として使う
では、ここから一つずつ解説していきます。
NFTを自己表現に使う
NFTはただのデジタルデータではなく、ファッションのような役割を果たします。
NFTには作者(チーム)がどのような想いで作ったのか、そのコンセプトがあります。
そしてそのNFTを持っているということは、NFTのコンセプトに共感していると受け取ることもできます。
例えばApple社のブランドを好んで使っている方は、使いやすさに加えて、Apple社の「デザインは製品そのもの」という考え方に共感している方も多いはずです。
企業と同じように、NFTには作者の表現したい世界観やメッセージがあります。
そしてNFTを所有することで、そのNFTの考え方に共感している自分を表現することができます。
NFTをSNSのプロフィール画像に使う
NFTの使い方でもっとも代表的な使い方がSNSのプロフィール画像です。
プロフィール画像はSNSでは最も大事と言えるアカウントの”顔”です。
今はまだNFTが世の中に浸透していないため、NFTを持っているだけでもWeb3の考え方を持っていることが表現できます。
セレブに大人気のBAYC(Bored Ape Yacht Club)というNFTコレクションがありますが、「気張ることなく、みんなでゆるく楽しむ」というコンセプトがあったりします。
ツイッターではNFTアイコンが六角形に
大手プラットフォーマーの中でも、ツイッターは仮想通貨の分野に積極的でした。
そして2022年7月現在、大手の中でツイッターだけがNFTアイコンの設定を可能にしています。
「最近よくみるツイッターのNFT六角形アイコンやってみたい」今回はそんな声にお答えします。この方法で、たった5分でツイッターとNFTを連携することができます。この記事を最後まで読んでいただければ、あなたもNFT六角形アイ[…]
NFTをアバターに使う
メタバースとアバター
2026年までに、人は1日1時間をメタバースの中で過ごすようになると言われています。
そしてメタバースの中では、もう一人の自分であるアバターが不可欠になります。
これまでメタバースと言えば、自分一人がその空間にいるものでした。
そして、最新のメタバースでは他の人と一緒の空間を楽しむことができます。
メタバースの中で他の人との交流が生まれたことで、周りと違う、自分の好きなアバターを作りたいという需要が生まれてきます。
NFTをアバターに着せる?
そこで、NFTでファッションアイテムを購入し、アバターに思い思いの服を着せることができます。
メタバースの中ではどんなアバターにだってなれます。
性別を変えることも、身長や肌の色もあらゆることが自由に設定可能で、本当の自分自身を表現することが可能です。
ファッションNFTの価値
NFTはデジタルに固有の価値を持たせます。
限定100足のスニーカーが現実にあるように、メタバースでも限定100個のレアアイテムを作ることが可能です。
そして現実と同じように、レアなNFTは価値が高くなったり、そこに経済が生まれます。
NFTを収集して使う
NFTをアートとして飾る
引用:oncyber公式HP
NFTをアートとして捉え、リアルのアートのように飾るのもNFTの楽しみの一つです。
oncyberというプラットフォームを使えば、デジタル空間にオリジナルの美術館を創ることができます。
クリエイターがNFTで自分の世界観を表現するように、コレクターも自分の世界観を第三者に知ってもらうことができます。
NFTをファングッズにする
アーティスト、スポーツ選手など、幅広い業界でNFTをファングッズとして扱う流れがあります。
もちろん、NFTの特性をいかしてファン限定にすることもできます。
また、世の中に出回っていない作品をファンにだけ公開するような使い方をすれば、アーティストとファンのより濃い関係性をつくることが可能になります。
K-POPファンはまもなくお気に入りグループのデジタルグッズを購入できるようになる。 韓国のエンターテイメント企業「レイ…
NFTを権利として使う
NFTでゲームをする
“Play to Earn”という言葉がひろまってきました。
「遊びながら稼ぐ」という意味で、お金を払ってゲームをするのではなくお金を稼ぎながらゲームをするという新しい感覚です。
多くの”Play to Earn”では、独自のNFTが用意されています。
この独自のNFTを持っていることが、ゲームを楽しむために必要になります。
「遊びながら稼ぐ」と言っても、最初はNFTを初期投資として手に入れるケースもあれば、無料で始められるケースもあります。
NFTを会員権やチケットにする
特定のNFTを持っている人だけが入れる限定コミュニティやイベントも今後注目の流れです。
例えば先ほどのBAYC(Bored Ape Yacht Club)ホルダーにも、セレブが集まるクローズドなコミュニティに参加する権利があります。
これはネットの世界だけの話ではなく、現実世界にも徐々に広まりつつあります。
実際に、NFTを会員権としたバーが銀座にオープンしたことも話題になりました。
株式会社0xP2Pのプレスリリース(2022年5月25日 14時45分)NFT会員権を用いた日本初のBarが東京銀座にO…
なぜわざわざNFTを会員権に使うのか
現金やクレジットカード決済でも良い会員権を、わざわざNFTで販売するメリットはいくつかあります。
1つ目は、会員権を転売することができるようになることです。
多くの人が会員権を欲しいと思えば、価値が高まっていきます。
通常は会員権の発行元がリターンを得ますが、NFTを使えば参加者(保有者)側がそのリターンを得ることができます。
しかも発行元が手動で価格を調整したりしなくても、市場で売買される中で価格も自動で調整されていきます。
2つ目は、管理しやすくなるからです。
会員権の管理は意外と煩雑なことが多く、更新や紛失などの手間もかかります。
一方、NFTであればデジタルで自動に更新され、持ち歩くわけでもないので紛失するリスクもありません。
NFTを資産として使う
NFTを不動産として使う
メタバース空間はただの空間ではなく、そこには広大な土地があります。
この広大な土地を巡り、すでに不動産業が活発になっています。
実際の土地の代わりに売買されるのがNFTです。
土地の価格は一律ではなく、有名なショップが並ぶ人通りが多い場所は高くなったり、まだ開拓されていない土地はまだ手頃な価格で手に入ったりします。
不動産の動きは活発になり、大手企業も多数参入しています。
アディダス ジャパン株式会社のプレスリリース(2021年12月16日 18時00分)adidas Originalsがメ…
NFTを担保として使う
NFTによってデジタルに資産価値がつくようになりました。
このNFTを他人に貸して利子を得たり、担保にしてお金を借りることができるようになります。
これは今後、新しい金融の形になる可能性を秘めています。
NFT投資家のマイケル・レビー(Michael Levy)氏は、暗号資産(仮想通貨)界の起業家でもある。現在は、NFTを…
なぜ人のNFTを借りる人がいるのか
NFTを借りる理由は、一時的に必要になる人がいるからです。
例えばゲームの世界で、あるアイテムがなければクリアできない場面では自分で購入するより借りる方がお手頃になるケースがあります。
また、担保にする場合は、価値がしっかりあるNFTであれば、転売することで貸倒れのリスクに備えることが可能です。
NFTを寄付として使う
最後に、NFTは寄付とも相性が良いです。
通貨の壁がない分、海外にも手間なく送金することが可能です。
ロシアの侵攻に対抗するウクライナに対しても、仮想通貨での多額の寄付が集まりましたが、NFTでの寄付も話題になりました。
ウクライナは、ロシアの侵攻に対抗するための寄付として3月上旬に受け取った人気NFT「CryptoPunk #5364」を…
このほかにも、国内外問わずNFTを活用した寄付活動は活発に行われています。
NFTを手に入れた買い手よし、NFTを販売した売り手よし、売上の一部を社会貢献に使う世間よし、”三方よし”の好循環を生んでいます。
NFTは単なるお金儲けのように語られるシーンもありますが、このように社会を良くする仕組みを生み出すこともできます。
新しい技術をおそれるのではなく、新たな課題解決の手法としての可能性に目を向けるのも良いかも知れません。
使ってみないと分からない
ここまでNFTの使い方を色々見てきました。
ですが、やはり実際に使ってみないことにはNFTの良さは分からないと思います。
NFTは高級なものだけでなく、一つ数百円から手に入れることができます。
NFTが少しでも楽しそうと思った方は、ぜひ始め方を知って試してみてください。
いつか始めたい方も今日始めたい方も、まずは仮想通貨の口座を手に入れることが第一歩です。
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